歯科麻酔医学会認定医

歯科麻酔医学会認定医とは

歯科麻酔医学会認定医

日本では、「歯科麻酔学会認定医」といえば日本歯科麻酔学会(Japanese Dental Society Of Anesthesiology;JDSA)に 認定を受けた麻酔の専門家を言います。

日本歯科麻酔学会は、歯科麻酔学を中心とした学問を取り扱う専門学術団体です。 その日本歯科麻酔学会が定めた「歯科麻酔学会認定医」を取得した開業歯科麻酔科医の数は500人以上います。

しかし、日本のインプラント外科手術の静脈内鎮静法を行う場合に不可欠な 歯科麻酔学会認定医の数は、まだまだ足りていません。

例えば、茨城県水戸市の小さな歯科医院における歯科インプラント外科手術にも 歯科麻酔学会認定医が来て、インプラント専門医の執刀のもと、静脈内鎮静法を担当します。

水戸市 歯科医院の例のように 歯科インプラント治療に本気で取り組んでいる歯科医院は、麻酔の専門家と提携をしています。

このように多くの開業医が歯科麻酔医を必要としている事を考えると、全国の各歯科医院は 歯科麻酔医の確保が大変であるという事が分かると思います。

もし、あなたがインプラント手術を受けようとする歯科医院において、実績のある歯科麻酔学会認定医が 静脈内鎮静法をやってくれるという説明があるのなら、そこの歯科医院は歯科インプラント治療に 真剣に取り組んでいるとみて良いでしょう。

歯科インプラント治療を真剣にやっている歯科医院には、「数少ない歯科麻酔学会認定医とのパイプ」が 必ずあります。患者さんに安全で快適な手術を体験して欲しいからです。
逆に歯科インプラント治療を片手間にやっている歯科医院には、「数少ない歯科麻酔学会認定医とのパイプ」が ない場合が多いのです。

麻酔医 不足

歯科に限らず、医科も含めて全国的に麻酔医の不足を裏付ける産経新聞ニュースがあります。

3500万円で麻酔科医を募集 市立泉佐野病院

大阪府泉佐野市立泉佐野病院が、公立病院では異例の高額となる 最高3500万円の 年間報酬を条件に麻酔科医3人を募集している ことが20日、分かった。

最近の医師不足に加え、現在の常勤麻酔科医4人が3月末で辞職 することが確実になっていた。

病院は「救急対応を含む手術には麻酔科医は不可欠。拠点病院と しての機能を維持したい」と説明している。

病院によると、年間報酬は勤務日数に応じて2500万〜3500 万円。 経営トップで特別職の病院事業管理者の2倍以上となる。 病院の常勤医師は 平均1350万円程度という。