インプラント専門医と他の専門家

インプラント専門医と他の専門家について

インプラント認定医制度

インプラントの普及にともない、安全に治療を受けられるような体制作りが急がれています。2007年には日本口腔インプラント学会が従来の認定医制度の内容を改正、認定医制度が開始されました。

学会指定の研修施設に5年間以上在籍していることや、学会に5回以上参加していることなど、厳しい条件をクリアした歯科医師のみが得ることができるこの認定医の資格。何かと安全面の不安が指摘されることが多いインプラントのイメージを和らげるとともに、インプラントの治療先を選ぶ重要な判断材料ともなっています。

そんなインプラント治療にかかわる環境作りの一環として、同じ2007年に「インプラント専門歯科衛生士」と「インプラント専門歯科技工士」の制度が新たに設けられました。これはその名の通り、インプラント治療に精通した歯科衛生士と歯科技工士に与えられる資格です。

インプラント専門歯科衛生士

インプラント治療は医師がすべて行うわけではありません。衛生士などのサポートも欠かせません。インプラント治療全体の底上げを目指すためにも歯科衛生士と歯科技工士の知識・ノウハウの向上も必須の課題となっているのです。

格安のインプラントを売りにしている歯科医院の中にはコストを削減するために経験が浅く、インプラント治療に精通していない技工士に人工歯を作らせているケースもあるようです。安心してインプラント治療を受けるためには歯科医師の質はもちろんのこと、スタッフの充実も重要なポイントになります。忘れないようにしたいものです。