インプラント認定医の問題点

インプラント認定医の問題点

誰もが安全にインプラント治療を受けられる。そのためには歯科医院と歯科医師の選択が大きく左右します。 その選択の基準のひとつがインプラント認定医という肩書きです。 歯科医師もそれを知っていて、歯科医院の広告の一環として認定医を取得する傾向にあるといわれています。 所沢市インプラントで有名な先生もインプラント認定医です。

学会によってインプラント治療を正しく行う技術を有していると判断された歯科医師に認められるインプラント認定医という名称は、魔法のように歯科医師選びに悩んでいる人に大きな信頼感をもたらす効果をもっているのです。

しかし、逆にこのインプラント認定医という「看板」が問題となるケースも増えています。

インプラント認定医の問題

インプラント認定医という制度はいくつかの学会によって採用され、それぞれ独自に認定しています。そしてその条件やハードルの高さが学会によってかなりの差があるのです。

たとえば「日本口腔インプラント学会」ではインプラント認定医の資格を取得した歯科医師は全国で400名強。ごく限られた人数となっています。

一方「最先端インプラント国際学会」では年間で数百人もの認定者が出ており、多い年には600人以上の認定医が生まれています。このように、学会によって質・量ともに大きな差があることが推測されます。

またドイツでは認定を受ける際、他の歯科医の治療例を使って取得していたことが大きな話題になっています。

学会が認定した、となると無条件で信頼してしまう傾向がどうしてもあります。しかしインプラント認定医だからといって必ずしも安全な治療ができるとは限らない、というのが現実です。認定医の看板だけでなく、実際の実績や症例などもチェックしてから判断するようにしたいものです。