インプラント専門医
顎骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、安定した人工歯をもたらすことができるインプラント治療。従来の入れ歯やブリッジなどに比べ格段の安定性と耐久性があるため、近年需要を急速に高めています。
しかし、需要の高まりに伴って問題も生じています。そのひとつが歯科医師の技術不足。経験も技術も不足であるにもかかわらず安易にインプラントを導入するケースが増えており、手術の失敗などのトラブルが増えています。インプラント治療を受ける際にはまず安心して受けられる歯科医師を選ぶことが重要になってきます。
そんな歯科医選びのポイントとなるのがインプラント認定医制度です。これは「日本口腔インプラント学会」が認定する制度です。インプラントを正しく行う技術を備えた歯科医であることを学会が認定することで安心して患者がインプラント治療を受けられるように目指しているものです。
この制度は1993年に開始されたもので、インプラント治療の普及に対応する形で2007年に制度が改められ、現在の形となりました。なお、この資格は特定の施設における研修や、認定医試験への合格など一定の条件をクリアしなければ取得することができません。
2009年の時点で、インプラント認定医は全国に約415名がおります。このインプラント認定医が治療を受ける歯科医院や歯科医師を選ぶポイントとなるでしょう。ネット上ではインプラント認定医を紹介しているところもあるので、チェックしてみるといいかもしれません。