インプラント認定医とは

インプラント学会は、日本国内に複数あります。実態のなさそうな小さい団体も存在し、それぞれが〇〇インプラント学会と名乗り、〇〇インプラント学会認定医、〇〇インプラント学会専門医という枠を設け、 インプラント認定医の認定、インプラント専門医の認定を行っています。

まちがいないで頂きたいのは、インプラント認定医、インプラント専門医は、インプラント治療技術が高い歯科医師やインプラント治療の知識が高い歯科医師に送られるものではないということです。

それぞれの学会が認定したインプラント認定医やインプラント専門医の資格を持った歯科医師は、自ら条件を資格を得る為にあらかじめ学会が提示した 条件をクリアーした上でそのインプラント学会に書類を提出し、認定書を受け取ったに過ぎないのです。

条件というのは、この学会に〇年間在籍していること。〇〇ポイントのクレジットを取得している事、〇〇件の症例を提出する事、試験を受ける事（ある講習に出席すれば試験免除などもあることも…）、この様な色々な条件などです。

従って、インプラント認定医やインプラント専門医なら事故を起こさないわけではないし、失敗しないわけでもない事はお分かりですね。

もちろん、認定した歯科医師が何かのトラブルを起こしても、その歯科医師を認定した〇〇インプラント学会には一切の責任はありません。

つまり、認定書を持っているからどうだという事はないのです。インプラント認定医やインプラント専門医の持っている認定書はただの紙です。その紙をもらうために〇〇インプラント学会の出した条件をクリアーしたわけですから、お持ちの先生は間違いなく努力しています。

もっといえば、その紙に価値を感じずに、申請していない優秀なインプラント専門医も大勢いるのです。（ある団体から紙をもらわなくてもインプラント治療専門でやっている歯科医師はインプラント専門医と言っても良いのではないでしょうか？）